【冷たい熱帯魚】実話を元にした衝撃の死体処理-感想・あらすじ
こんばんは!私です。
本日はクリスマスですね♪
皆さんはクリスマスはどのように過ごしましたか?
私は家で映画を観ていたら夜になっていました笑
今回は映画「冷たい熱帯魚」をかる〜く紹介していきたいと思います!
【概要】
公開:2011年
監督:園子温
【予告編】
【あらすじ・解説】
上映時間約4時間の『愛のむきだし』などで話題となった鬼才、園子温監督による人間の狂気と愛を描いた作品。実際の猟奇殺人事件に触発された園監督が、猟奇殺人事件に巻き込まれることになる男性が味わう深い心の闇に迫る。主演は、『掌の小説』など数々の邦画に出演しているベテランの吹越満。共演者も『嫌われ松子の一生』の黒沢あすかや『月と嘘と殺人』のでんでんら実力派ぞろい。第67回ヴェネチア国際映画祭オリゾンティ部門正式出品の問題作に、震撼(しんかん)させられる。
熱帯魚店を営んでいる社本(吹越満)と妻の関係はすでに冷え切っており、家庭は不協和音を奏でていた。ある日、彼は人当たりが良く面倒見のいい同業者の村田と知り合い、やがて親しく付き合うようになる。だが、実は村田こそが周りの人間の命を奪う連続殺人犯だと社本が気付いたときはすでに遅く、取り返しのつかない状況に陥っていた。
【感想】
園子温監督の作品なのでやっぱり生々しいです♪
映画は要所要所で日時が表示されるので時系列がわかりやすくよりリアルに感じます。
娘が万引きをしてお店に呼ばれるシーンから始まるのですが店長の演技が微妙だったので、大丈夫かな?と思ったのですが心配を全て裏切ってくれる良作です。
娘を自分の店で住み込みで雇ってくれるという村田夫婦が怖いぐらい親切で逆に怪しさ満載です。
しかし村田の話術に乗せられ他人を疑うこともせず信用しすぎてしまう社本。
村田役の"でんでん"の怪演がやばいほど際立っており画面越しに狂気が伝わってきます。
村田の飴と鞭の使い分けが上手で彼の周囲の人はどんどん彼に引き込まれてしまいます。
家族を人質にとり言葉巧みに人を操る能力、人の傷口に入り込み弱みを握る、人間っていうのはこんな風に簡単に人の言いなりになってしまうのかと思い知らされます。
娘を自分の店で働かせ、社本自身を自体の処理に加担させ共犯にする。もう逃げ場がどこにもなく本当に助けようのないです。
村田は殺人を犯しているはずなのですが彼の言葉は色々考えされられるものがあります。
社本の性格や家庭環境と村田の環境を比べてしまうと自分で生きている村田に生き方について考えさせられてしまいます。
緊迫したシーンの音響も心拍数の上がるような太鼓のような迫るような音楽が使われておりより一層焦りを感じます。
「凶悪」のリリーフランキーのスピリタスのシーンを思い出しました笑
この映画2時間26分という他の映画と比べても上映時間が長い部類に入ると思います。
長時間の映画は中盤で飽きてしまうことがおおく90分程度の映画をよく観るのですが、「冷たい熱帯魚」は一切退屈さを感じることはなく、むしろまだ1時間ぐらいしか経っていないのではないかと感じるほどスピーディーで展開が早いです。
最後の最後まで救いようのないはずなのですが観終わった後になぜかスッキリとした気分になります。じっとりとした映画から解放されたスッキリなのか映画のラストシーンに対するスッキリなのかは考えてもわかりません。
実話を元にしているというのも驚きです。かなり残虐な内容でしたので誇張していると思い調べてみると死体の処理方法などほとんど映画と同じでびっくりです。
「冷たい熱帯魚」はR18指定の映画ですので死体の処理シーンではかなりのグロ描写、またエロ描写も数多くあります。
このような映画に耐性がある方でもきついシーンがありますので苦手な方は自己責任で鑑賞お願いします。
【評価】(5段階評価)※★は0.5
ストーリー:☆☆☆☆★
映像・演出:☆☆☆☆☆
音楽・音響:☆☆☆☆★
総 合 評 価:☆☆☆☆★
※完全な主観での評価ですのでご了承ください。
【鑑賞方法】
2020年現在、私はU-NEXTで鑑賞しました!
それでは、おやすみなさい!
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